令和最初の更新です。
前回の更新から1ヶ月近く経ってしまいました。
執筆途中の記事は幾つかあるのですが、まぁ基本的に更新さぼってたわけです。継続するって難しいですね。
しかし!今日はこのブログ的にどうしてもすぐに取り上げない訳にはいかないネタがあったので、急いで更新しました。
タイトルで触れていますが、SHIMANOから新たなコンポーネントが発表されました。
追記:2019年7月に”RD-RX810″導入しました
グラベルバイク用コンポーネント ” GRX ” シリーズです。
なんだかスズキあたりのバイクの名前みたいですね(笑)
詳しことは以下のリンクで。


グラベルバイク用ということでSTIなどロード用コンポーネントと類似する部品が多いですが、シマノの中のコンポーネント群の区分けとしては、従来のロード用・MTB用とは別の区分けとして、グラベル・アドベンチャー用となるそうです。
そんなわけでグラベル向けコンポーネントとしてアルテグラ相当、105相当、ティアグラ相当の3グレードが一気にリリースされます。
しかしネーミングの法則は従来通りグレード毎に名前を与える形ではなく、あくまでも”GRX”シリーズのRX800,RX600,RX400 という品番での区分けとなるそうです。
なんだかわかりにくいですね。

RX800(アルテグラ相当)が機械式/電動式の11速に対応。

RX600(105相当)が機械式11速に対応。

RX400(ティアグラ相当)が機械式10速に対応
となります。
各グレードでSTI・クランクセット・前後ディレイラー・ブレーキキャリパーをフルラインナップするわけではなく、パーツの有無はまちまちです。
カセットスプロケットなどは従来のロード用・MTB用などを組み合わせて使うようです。
クランクセットは2速だけでなく、1速もラインナップされており、使用するカセットスプロケットに応じるようにリアディレイラーは複数種類用意されています。
もちろん、パーツ単位で従来のロードバイク・MTBにインストールすることもできます。
前述したようにロード用とは共通する部品も多いですが、GRXシリーズ独自の特徴的な部品も幾つか存在します。
その一つがRX800シリーズのDi2用デュアルコントロールレバーです。
各グレードの機械式のデュアルコントロールレバーは、相当するグレードのロードコンポのものと同じになりますが、RX800のDi2用であるST-RX815だけはグラベル用コンポとしてオリジナルな形状をしています。

荒地を走る際に手が離れてしまわないように、ブラケットの頭の方が大きくなっており、グリップをサポートするような形状になっています。
また、ブレーキレバーの支点位置をロード向けの物より上側にずらしており。より少ない力で制動できるようになっています。
私のルーベ君は105なので電動変速用のパーツを使うことはありませんが、非常に使い易そうな形状をしていますね。
普通のロードバイクに付けても、エアロポジションを取り易くなるなどのメリットがありそうです。
もう一つ、今までにない部品として、油圧ディスクブレーキ用のサブブレーキレーバーが登場しています。

サブブレーキレバーといえば初心者用ロードなどについているパーツというイメージですが、ロングライド・ツーリングなどを主な用途とするグラベルバイクには相性の良いパーツなのかもしれませんね。油圧であれば従来のこのパーツの問題点でもあった、ブレーキの引きが重くなるというデメリットもなくなりますしね。

こんな感じでこれから普及していくのかまだ読めないコンポーネント群ですが、一つだけ言いたいことがあります。
リアディレイラーまじかっけえぇぇ!!

GRXシリーズの魅力はこれにつきます。ロードとMTBのパーツのまさに中間のようなデザイン。
ロード用に見られる滑らかな曲線と、MTB用のパーツのような武骨さがいい感じにミックスされており、これを付けただけで自分のバイクがかっこよくなるのが容易に想像できます。
機械式最上位の RD-RX810 でも1万円そこそこですので、これは買うしかないです。
機能的にはプーリーケージのバタつきを抑えスタビライザー機構というものがついているそうですが、まぁそんなものあってもなくても見た目で”買い”です。
デリバリー開始は7月だそうですので、購入しましたら5800系105のリアディレイラーとの比較レビュー記事を上げたいと思います。
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