グラベルロードを支配しろ!! PANARACER GRAVEL KING SK 26c [グラベルキングSK] ファーストインプレッション

自転車グッズ・機材
スポンサーリンク

2019年6月23日追記

長期インプレッションあります。この記事の読後にどうぞご覧下さい。

こんにちは、ペッパーです。

私がグラベルツーリング用の相棒に選んだSPECIALIZED ROUBAIX ELITEですが、標準で履いているタイヤはSPECIALIZED Turbo Pro 26mmというオンロード用のスリックタイヤです。

このタイヤ自体は普段使い用としては申し分無い性能で、通常のサイクリング・ツーリング用途であれば特に不満もなく使える良いタイヤだと思います。

しかし、私のルーベ君は持ち主の特殊な性癖によりグラベル=砂利道・未舗装路を走らされることになってしまいました。

いくらフレームに設けられているFuture Shock の振動吸収性が素晴らしくても、荒地を進む走破性はスリックタイヤにはありません。

ロードバイクに付けられる荒地用タイヤとしては、メーカー側でグラベル用としているものと、シクロクロス用としているものがあります。

イメージとしては、グラベル用は荒地でのグリップを意識しつつ、舗装路での走行時も違和感の少ない形状をしているのに対して、シクロクロス用は土・砂・泥の上を走るのに特化しているような感じでしょうか。

区分けといっても曖昧なものですし、タイヤには個人の好みもあるでしょうから、使ってみないとわからないところですけどね。

これらのジャンルのタイヤに対する私自身の知見も無いため、まずは「グラベルならこれ選べば間違いないっしょ!」と言わんばかりの名前をしている“PANARACER GRAVEL KING SK”を導入してみましたので、その紹介とインプレッションをしていきたいと思います。

そういえば、タイトルで「グラベルロードを支配しろ!! 」とか書いてますけど、パナレーサーはそんなダサいキャッチコピー謳ってないですからね。

うーーん……ノーコメント(笑)


スポンサーリンク

GRAVEL KING のラインナップと選定方法について

ツーリング | 商品紹介 | パナレーサー株式会社
自転車用タイヤ・チューブおよびサイクル用品の製造~販売を手がけるPanaracer。 多彩なラインナップを紹介。

上のパナレーサーのサイトを見ればほとんどの情報は乗っている訳ですが、どれ選べばいいのかよくわからん!って方のために、グラベルキングの種類と選び方をざっくり解説します。

グラベルキングシリーズは、大きく分けて2種類のモデルがあります。

スリックタイヤにヤスリ上の溝を浅く彫ったような形状のスタンダードモデル”GRAVEL KING”と、小さなブロックを全体に配している“GRAVEL KING SK” です。

ちなみに”SK” は “Semi Knob ” の “S“,”K“です ” Sukosi Kobu ” ではないそうです。

“GRAVEL KING” は 23mm / 25mm / 28mm / 32mm / 38mm と5種類の幅が用意されているうえ、32㎜,38㎜についてはチューブレスにも対応しています。

“GRAVEL KING SK” についても 26mm / 32mm / 35mm / 38mm / 43mm と5種類の幅が用意されており、こちらも同じく32㎜以上のモデルについてはチューブレスに対応しています。

      ※それぞれ650B用は割愛してます。

トレッド形状と23㎜~というタイヤ幅のラインナップからもわかるように、”スタンダードモデル”は普通のロードバイクへの装着を想定して作られており、ロードバイク従来の軽快さを保ちつつ、悪路の走破性を高めたモデルです。舗装路をメインに走りつつ、峠の途中の多少の荒れた道などもそのまま走り抜けるといった、ツーリングなどの用途に向いていると思います。

逆に、30㎜以上のモデルについては、もともとブロックパターンのタイヤを付けているグラベルロードなどにおいて、走りの軽さを向上させたいときに選択肢として挙げられると思います。チューブレス対応なのも大きなポイントです。チューブドタイヤに比べて乗り心地と耐パンク性能が大きく向上するそうです。私はまだチューブレス未経験ですのであくまでも一般論ですが…

対して、”SKモデル” の方は悪路の走破性向上に特化しており、30㎜以上のモデルは、装着できないロードバイクも多いため、まさにグラベルロード向けのタイヤと言えそうです。未舗装路や林道をメインに走るツーリングなどには、こちらのモデルの方が向いていそうです。

26㎜モデルに関してだけは話が別で、一般的なロードバイクに装着可能な太さです。この幅でノブ付きのタイヤは非常に珍しいです。タイヤが細い分重量は他のグラベル向けタイヤより軽くなりますが、走行フィーリングと悪路走破性などの性能がどのようになっているのかは気になるところです。

用途別にまとめると以下のような感じです。

・通常のロードバイクで舗装路をメインに走りながらも、ルート上にある多少の荒れた道にも対応したい場合は “スタンダードモデルの23~28㎜

・グラベルロードなど30㎜以上の太さのタイヤが付いている自転車に乗っていて、舗装路でのスピード・軽さを向上させたい場合は “スタンダードモデルの32㎜・38㎜

・グラベルロードなど32mm以上のタイヤに対応しているフレームに乗っていて、未舗装路を多く走りたい!よりアグレッシブに責めたい攻めたい!チューブレスも使いたい!という変態は ” SKモデルの32~43mm ”

・28㎜までしかタイヤ入らないけど未舗装路も林道もガンガン走りたい!普通のロードバイクにイボイボ欲しいいぃ!!というド変態は ” SKモデルの26㎜ ”

GRAVEL KING SKが変態さん御用達タイヤになってしまいましたがまぁいいでしょう。ほめてます。

さて、ルーベの装着可能なタイヤ幅は、メーカーによると32㎜までだそうです。

困ったことに、クリンチャータイヤの公称サイズは目安にしかなりません。スリックタイヤでも±1㎜はざらにあり、ましてやノブ付きだと32㎜幅のモデルの実測値がいくつになるか予想もできません……フレームの許容値32㎜というのが「余裕をもって32㎜」なのか「何とかギリギリ32㎜」なのかでも話が変わってきます。

後者の場合、公称より大きめの32㎜幅のタイヤは黄色信号の可能性があるため、SKモデルの32㎜幅という選択は少し冒険になります。ノブが付くことで悪路の走破性は確実に向上しますが、舗装路での走りにどれくらいの影響が出るのかは気になります。取り付けについてのリスクを考慮すると、タイヤ選択における冒険指数60%です。

スタンダードモデルの32㎜の場合は、ノブが無い分、公称値からのブレも小さそうです。おそらく問題なく取り付けられるでしょう。走破性と乗り心地についても、ともにバランスよく向上すると思います。これは冒険指数20%ですね。

スタンダードモデルの28㎜以下の幅は確実に装着できます。もともとのタイヤより走破性は向上するとは思いますが、大きな変化を感じることもあまりないかもしれません。冒険指数0%です。

そしてSKモデルの26㎜ですが、取り付けは確実にできます。しかしその走行感、走破性について、自分の経験からでは想像つかない部分が多いです。MTBに付けるような太くて大きなノブが並んでいるようなタイヤの感覚とは間違いなく違うでしょう。細いタイヤにノブが付くことで、どこまでのメリットとデメリットがあるのか……その性能は未知数です。タイヤ選択における冒険指数は70%です。

そもそもタイヤ選択冒険指数ってなんだ?入るかどうかの冒険と性能についての冒険を加味して算出した独自指数です。初めて使ったし、今後使うことはありません。ノリです。

冒険用のチャリンコを作っているので、タイヤ選択でも冒険しましょう!

ルーベに履かせるのは ” GRAVEL KING SK 26mm “ で決定です!

べっ……べつに買い溜めしてある25-28㎜のチューブが勿体無かったからじゃないんだからね///


GRAVEL KING SK 26mm 装着&実走

実はタイヤ選択はルーベ購入時には既に終わっていて、車体の到着よりも先にタイヤが手元に来ておりました(笑)

というわけで、標準タイヤはろくに使わずに即交換!傷がつく前に取り外してヤフオクメルカリで売っちゃいましょう!

パナのタイヤはとにかく硬くて嵌めづらいなんてよく聞きますが、そんなに苦労することなく、石鹸水も使わずに装着できました。ツーリング向けだからある程度しなやかなんですかね?

取り付けるときに少し気になったのが、このタイヤ、グラベル用を謳ってる割に少しペラい気がします。特にサイドウォールの薄さは、通常のロード向けタイヤと変わらないような……以前クロスバイクに付けたことのあるシュワルベのマラソンなんかはサイドまでめちゃくちゃ分厚かったです。マラソンが特別なのかな?

そもそもこのタイヤ結構軽いですからね。ノブ付きの26㎜で270gって軽くない??ロード向けの25㎜でも耐パンク性能向上とか謳ってるモデルだと300g台なんてざらにありますしね。

砕石の敷き詰められている林道なんかを走る際には、少し注意が必要かもしれません。耐久性・耐パンク性はしばらく使ってみないとわからないですね。

推奨空気圧は400~700kPaです。私は体重60kgで多分軽いほうだと思うので、とりあえず500kPaに設定してみました。

見た目は少しだけオラついた感じになります(笑)

それでは走り出してみましょう!グラベルが俺を呼んでいる!

まずは漕ぎ出し一発目、舗装路での抵抗感はまあそれなりです。思ったほどではないですが、スリックタイヤと比べれば、やはり引きずるような重さは感じてしまいますね。

低速時の抵抗感は慣れてしまえば気にならない程度ですが、高速時にはかなり違いを感じます。パワーメーターで計測しているわけではないので感覚的な話ですが、40㎞/h前後で走っているときメーターを見ると、自分の感覚より1~2㎞/h程度遅いです。スピードを出せば出すほど主張が激しくなるゴーーッというロードノイズが余計にそう感じさせるのかもしれませんが。

舗装路を高速で走りたいなら違うタイヤを選べばいいだけの話です。あくまでもこいつはグラベルのキングですから。

舗装路でのコーナリングについては、少しクセがありますが、慣れてしまえる範囲だと思います。

MTBのタイヤのようにしっかりと高さのあるノブが付いていると、フラットな路面でのコーナリング時には、”うにうに”とサイドのノブを潰しながら走っているのを感じられ、あの感覚はグリップが一定でなくなる気がして少し恐怖を感じます。しかし、GRAVEL KING SKの1㎜程度の高さのノブならば、そこまで違和感を覚えることなく、安心して車体を倒せます。ノブの一つ一つが小さく、それなりに密集して配置していることも”うにうに感”を抑えている要因かもしれませんね。

この辺りはツーリング用タイヤというだけあって、悪路の走破性を高めつつも、舗装路の走行を犠牲にしないというコンセプトに偽りなしといった感じです。

それではひとしきりアスファルトを走ったところで、グラベルに突入です!

まずは未舗装の河川敷に突っ込んでいきましょう!おりゃーー!!

これはグラベルのキングだわー

グリップ感というか、トラクション性能というか、とにかくしっかりと地面に食いついて進んでいるという感覚はスリックタイヤとは一線を画します。

25㎜のロード用タイヤを500kPaで走るより、確実に安定して前へ進んでいけます。

振動吸収性能に関してはルーベに他のタイヤを付けて走っていないので、タイヤの性能なのか、フレームの性能なのかは分かりません。フロントの安定感についても、ルーベのFuture Shock機構の恩恵が大きいでしょうから、一概にグラベルキングが良いと言えるのかは分かりません。しかし、少なくとも荒れ地でのリアタイヤのトラクション性能はグラベルキング様万歳です。滑りそうという不安を感じることなく、ぐいぐい踏んでいけます。

砂の上や砂利道の上ではスリックタイヤとの差はさらに顕著になります。砂の上でもしっかりと曲がれるし、止まれます。あまり車の通らない峠道なんかは舗装路でもかなり土や砂が被っていたりしますが、そういった道でも比較的安心して走ることができそうです。

コケたくないのでタイヤとしての限界性能に挑戦するつもりはありませんが、状態の悪い道を今までより気を遣わずに走れるというのは、非常に良い点ですね。そして、今まで走れなかった、走ろうとは思わなかった道を突き進むこともできると……さすがキング。

タイヤの素性が分かってきたので、今度は空気圧を変えて走ってみました。

まずは500kPa→400kPaにしてみたところ、グラベルでの走行感の違いは私にはわからなかったのですが、舗装路でのコーナリング時に、タイヤが少しゆがむ感じがありました。私はどちらかといえば固めのタイヤが好きなので、この変形しながら曲がる感覚は苦手です。SKの26㎜はチューブドのクリンチャータイヤですので、リム打ちパンクなどのリスクを高めたくなかったので、400kPaは却下、それ以下も試していません。

次に600kPaです。これは正解でした。舗装路での軽快さは向上したように感じられます。グラベルでの違いはまたしても分かりませんでした(笑)タイヤをさらに太くして低圧で走ると跳ね方などはかなり変わってくるかもしれませんが、26㎜幅のタイヤで空気圧を変えようと、そこまで差は出ないのかなという印象です。

グラベルでの性能をより高めるなら、32㎜のチューブレスタイヤにチャレンジですね。

このタイヤは通勤通学用途でもその性能をいかんなく発揮できそうな気もします。

そこそこ軽いですから信号でのストップアンドゴーも坂道もそこまで苦ではないですし、路肩の細かい砂利や砂はもう全く怖くないです。街中ならサイドカットを気にすることもありませんしね。

東京23区民も遠慮しないでグラベルキング買ってね!!

と、このままでは褒めちぎっているだけの胡散臭いレビューなので、マイナス点も書こうと思うのですが、今のところありません。マジで。

まだ500km程度走っただけなので、耐久性には言及できないのですが、目に見えてノブが丸くなってきてたり、ひび割れてきたりということは起きていません。私の中に比較対象がないので難しいのですが、この辺りは変化が出てきたら改めて記事にしようと思います。

そういえば1点だけ、26mm 幅なので仕方ないのですが、砂場や砂浜のようなさらさらした砂が堆積している場所は苦手です。埋まっちゃいますからね。こればっかりは太さが正義です。路肩に積もっている程度なら問題ないです。むしろどんどん突撃しましょう。


まとめ とりあえずロード乗りは”SK 26C”買っとけマジで!!

23㎜とか25㎜のタイヤ幅の普通のロードバイク乗ってる人で、レース以外にもツーリング・ロングライド・お散歩・通勤通学で自転車乗る人はとりあえず” GRAVEL KING SK 26c “ 買ってみて!


パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×26C] グラベルキング SK F726-GKSK-B ブラック ( ロードバイク クロスバイク / グラベル ツーリング ロングライド用 )

意外と軽くて、扱い易くて、走る楽しみが増えます。

手持ちのストックしてるチューブで履けるノブ付きタイヤは貴重ですよ。

どうしてもノブが嫌いな人は“スタンダードモデル”を試してみて。使ったことないけど評判はいいですよ。フレームがいけるなら28cでもいいかもしれません。


パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×26C] グラベルキング F726-GK-B ブラック (ロードバイク クロスバイク/グラベル ツーリング ロングライド用)

って今調べたら耐パンク性能を向上させた “GRAVEL KING PLUS”と”GRAVEL KING SK PLUS” が出るらしい!発売時期は不明ですが。

パナレーサー GRAVEL KINGに耐パンク強化モデルと春限定カラーが登場 - 限定製品情報
欧米でのグラベルライド流行を受けてパナレーサーからリリースされたGRAVEL KING。2019年の春限定カラーと、耐パンク性能を向上させたGRAVEL KING PLUSがラインアップに追加されている。 2014年にオフロードライド流行の兆しを捉えたパナレーサーがローンチしたグラベルロード用タイヤGRAVEL KIN...

まじか!もっと早く言ってよ!

少しでも安い方が良かったり、軽い方が良いって方以外は” PLUS “ の方買いましょう!!

2019年6月23日追記

長期インプレッション書きました


コメント

  1. […] グラベルロードを支配しろ!! PANARACER GRAVEL KING SK 26c [グラベルキングSK] インプレッションこんにちは、ペッパーです。私がグラベルツーリング用の相棒に選んだSPECIALIZED ROUBAIX ELITEです […]

  2. 名無しさんじゅうななさい より:

    パナさんは比較的タイヤ実測細めですよ。つまり、32cタイヤならリムとかの条件にもよりますが実測30-31mmくらいなんです。パナさんはクリアランスで悩むユーザーの味方です。

  3. ペッパー より:

    名無しさんじゅうななさい様

    なるほど!今はGRAVEL KINGの32Cを使っているのですが、ルーベの最大幅でありながらも比較的余裕があったのも納得です!

  4. 山好き より:

    記事を参考にさせて頂きまして、半年ほど前にショップの店舗で取り寄せ、SK +の32Cをクロスバイクに装着しました。少しばかり体験談を。
    新品特有のヒゲが2mmぐらい長〜くビッシリ生えてました。乗ってみるとなんかネチネチとアスファルトに吸い付く感じて転がり抵抗が大きく、曲がる時もズリズリ感がありました。空回しすると扇風機のように音を立てて風が吹いてきます(笑)。しばらく乗ると取れるかなあ、と1カ月ほど辛抱して乗ってましたが、耐久性いいゴムだけあって全然ヒゲが減りません。
    業を煮やし思い切ってヤスリ棒でゴリゴリ格闘すること1時間。前後およそ削り取ったところで乗ってみると、あら快適!ネチネチ感も重たい感も解消。めでたしめでたし。ニッパーでチマチマ切ったほうがよかったかな。
    ちなみにその後キャニオンのグラベルロード買ったらシュワルベの45Cという超極太。ロングライドには重いのでグラベルキングのSKでない方の26Cに履き替えてみました。ヒゲも生えておらず軽くてゴキゲンな乗り心地です。
    さすがパナレーサーさん素晴らしいです。ただヒゲだけは剃って出荷して欲しいですね。
    僕がハズレただけかも知れませんが、もしもの参考になればと書き込ませてもらいました。

    • ペッパー より:

      山好き様

      ノブすべてにびっしりのヒゲは気になるところですよねぇ~32cだとノブも多いから尚更……貴重な情報ありがとう御座います!

      SK26c→ノーマル32cと乗り継いでますが、ロングライド用途であればノーマルグラキンは本当に非の打ち所がありませんね。走破性と軽快さのバランスが絶妙です。

      ちなみに今はコンチネンタルのSPEEDKING CX 32cを使っていますので、そちらも後日インプレ記事を書く予定です。もしよければまたご覧くださいませ。

タイトルとURLをコピーしました